【ボケからオトボケへ】 おっさん語録/いいさ〜。/「美」術というものは存在するのだろうか。原山尚久 随筆
ボケからオトボケへ ぼくのボケはじめは、 多分ポツダム宣言の下される直前の、 あの白い道を歩いているときだったような気がします。ボケたのは老人になってからでなく、 四〜五歳の幼児期であったろう。 その後は、 学生になったり社会人になったり、 家庭人になったりしたけれどボケているから、 いたるところで失笑を買い、 文句をつけられ、 軽くみられもしたけれど、 よく考えてみたら五十代ボケはじめはとうのむ […]