【羽田にて】大藪春彦 ハードボイルド 穴子 天麩羅
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男は羽田空港第二ターミナルに居た。
航空機のジェットエンジンの音が男には心地良かった。。。
「想念が現実化」する。。。
人類は太平洋をも軽々超え北米大陸にも行ける程の
テクノロジーを現実化している。
太平洋ひとっ飛び
大藪春彦のハードボイルド小説が好きだった男は
ハードボイルドと言えば羽田。
と
イメージするのであった・・・
そして耳にする飛行機のジェットエンジンの音こそハードボイルドのBGMなのである。
離陸する飛行機の背中を眺め一息吐く(つく)。
山に囲まれた地方での
「市居の山居」
を決め込みその土地土地に一人は居た
「按摩」
を男はしている。
令和現在に於いては整体と云う後付けの造語に翻弄されヨガ講師やらスピリチャル好きの人間などや更には変な器具をも持ち出し群衆心理を上手く「利用」する数多くのマッサージ屋さんがいる。
大いに結構だと思う。
偽物がまかり通る時代ではなく本物が残るのだ。
カリスマ整体師大いに結構。w
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現在「按摩師」の数は絶滅危惧種と言っても大袈裟では無い。
男は飛行機の離発着が眺められるカフェで大きなガラス窓に小粒の雨が風に乗って飛んでくるのすら
ハードボイルド化しているのであった。。。
滑走路をゆっくり移動する飛行機の赤色灯すら
ハードボイルド小説なのだ。
勿論、懐中に「コルトガヴァメント」など所持している訳は無く。
フライト明けの三人組CAの美しさにただただ見惚れているだけだった。。。
男は死ぬまで男。そして女は死ぬまで女である。
らしさを忘れた男女が多い昨今。。。
コレが令和現在である。
男女同権の勘違いである。
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「市居の山居」
からの飛行場は現実逃避にはもってこいだと思う。
が、
患者様の容態は常に意識している男だった。
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地域の身近の入院する程では無いが、発熱など数字で確認できる事も出来ずに日々日々
その辛い症状に悩まされ、医者に行ってもドクターはパソコンのモニターを睨み、患者の顔すら見ない。。。
そんな若いドクターもいるらしい。。。
訴えを鼻で聴き大量の薬を処方する。。。
腰が痛いと聴けば直ちにCT。。。
更にはMRIの登場だが。。。
異常無く湿布薬とロキソニン
で誤魔化す医療に閉口している人達がいる。。。検査で儲けるのだ。。。
アフターコロナで問われる医療は
「治未病」である。
昔から町に居た「按摩師」は困った人が居たら助け、お年寄りをリスペクトし声をかける。。。
「按摩さん」が居て良かった
と云う人格を持って居たと男は勝手に思っている。
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次から次へと飛行機が飛びたって行く。。。
あの各飛行機に美人CAが搭乗していると云うのか。。。
ハードボイルド小説の主人公の妄想は続く。。。
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話題を食に移すとしよう。。。
羽田と言えば穴子である。
上等な穴子は江戸前羽田沖である。
寿司と天麩羅の
「世界の聖地」
東京ではやっぱり穴子を食したい所である。
山国信州に海は無い。天麩羅屋もほぼ無い。
天麩羅仕事は蕎麦屋の仕事となっている。
蕎麦屋の海老の天麩羅は冷凍のブラックタイガーと云う
一昔前の「新日本プロレス」のリングに登場する様なネーミングの海老であります。
ブラックタイガーは先ず冷水解凍か前日からの自然解凍かもしれぬが臭いが出るのでカチンコチンのまま冷水解凍が主だと思いますが、
このブラックタイガーは天麩羅で実に美味い。
のも事実。
上手く揚げればであります。
が、
しかし信州に海は御座いません。
いつの頃からか更に山奥の信州高山村だとか旧戸隠村にまでブラックタイガーは進出し
「天ざる」
として客単価を倍増させている。。。
コレは江戸前の小ぶりな車海老の天麩羅を
「藪」か「砂場」か知りませんが出したであろうグルメである。。。
深山の海老天は滑稽だなあと。。。思うのであります。穴子も。。。
小ぶりな車海老を「巻き」と呼んでいます。
もうちょい大きいのを「才巻」などと呼んでおりますが近年は漁獲量が減り、ましてや山国信州に辿り着く物では御座いません。。。
私は思う。。。
「ここは田舎の山国信州、海老天なんて無いよ」って言うお蕎麦屋さんがあってもイイ様な気がします。
右に倣うより日本海のスルメ天麩羅がキマる筈だ。。。ヨ。
ならばお主、
海老フライなど注文しないのかな⁇山国信州で。。。
しちゃうんだなあw男は海老が大好きなのだよ。。。
タルタルソースでキマリだ
後記
30年以上前に聞いたお話し。
かけそばに前の日の残り天麩羅を乗せたのは戦後だと聞いた。
「天ザル」などは最近の話しらしい。。。
江戸の蕎麦屋は
「天セイロ」。と呼称するが正解。かもしれません。。。
天ザルから海老天を抜いたとしても野菜の天麩羅の盛り合わせで良いのでは無いかと思う今日この頃です。山菜の天ぷらも最高・・・
羽田の穴子の話しに戻れず終い。。。。。