【股関節痛】先天股関節脱臼 治療 筋肉
股関節の不具合があり破行(通常の歩行が困難)
な
状態の患者様の施術を致しました。。。
女性Aさんは三十代などはテニスを楽しみ更には四十代にはゴルフも楽しんだと言う。。。
現在の状況になって十年以上経つと言う。。。
買い物など援助が必要な為、
ご主人と買い物に出かけると言う。。。
その際は杖を使用するそうです。。。
夜間に左足の大腿部の前面から脛に走行する筋肉が痙攣を起こし吊ってしまう事があると話します。。。
左股関節に違和感があり
人工骨頭を入れる手術があるのも知っており、
知人の手術が成功しているのも知っている。。。
しかし本人は手術をする気はなく
現状の対処療法を選択している。。。
先の症状で一番先に考える筋肉は
大腿直筋
から
膝を跨ぎ
前脛骨筋
の筋疲労があると診る。。。
今回の主訴は左大腿部の筋肉痛及び腰の張りです。。。
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所が肩を触診致しますとパンパンに張っている。。。
重度の肩コリ症状がある。。。
聞けば肩コリは慢性で麻痺し肩コリなんて自覚出来ないと言う。。。
しかしヨクヨク話しを聞くと
ご主人によく肩を揉んでもらっていると言う。。。
肩コリは漠然とした不定愁訴を呼んでいた。。。
疲れると頭痛もすると言う。。。
私しは仰向けで施術ベッドに横になって頂いた。。。
左膝は伸びづらくバスタオルを膝裏から大腿部後面に置き膝への負担を軽減する。。。
急に膝を伸ばす事が困難。
股関節の可動に問題は無いが股関節を回外すると激痛が走る。。。
その為に痛みを庇い歩行する為に
大腿直筋、前脛骨筋
が
筋疲労を起こし腰痛まで発症している感じです。。。
仰向け(仰臥位)で足部から施術をスタートする。。。
通常按摩は末端からの施術はしないが
厳密に言うならばこのスタートはマッサージである。
足部の血流を先ずは改善する事から始めます。。。
脛の筋肉は仰向けですと意外とアクセスし易いです。。。
そして股関節を回外させての大腿直筋へのアクセスが緩むようです。。。
次に側臥位(横向き)
で
左右の頸から肩、特に肩甲骨の内縁への母指で圧迫しながら
腰部脊柱起立筋厳密に言いますと
腸肋筋
に圧迫を加えていきます。。。
臀部の張りも側臥位でのアクセスがしやすく。。。
坐骨結節周辺の凝りをホグしてフィニッシュいたしました。。。
施術後は腰が伸び、肩こりも改善されており喜ばれておりました。。。
さて股関節痛というタイトルから
施術中の思考を
書き連ねましたが筋肉名、骨の名称など解説して行きます。
文中の筋肉、骨などの解説
先天性股関節脱臼。。。生まれた時に大腿骨頭が関節包をつけたまま寛骨臼外に脱臼(関節包内脱臼)している状態。臼外形成不全伴う。男女比は1:5〜6と女児に多いです。アリス兆候。
回外。。。関節運動、外に回す運動。
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大腿骨。。。(各部名称)大転子、小転子、臀筋粗面、外側上顆、内側上顆、大腿骨頭、外側唇、内側唇、
大腿直筋。。。起始:下前腸骨棘停止:膝蓋骨を包み、膝蓋靭帯となり脛骨粗面支配神経:大腿神経
前脛骨筋。。。起始:脛骨上部停止:内側楔状骨、第一中側骨底作用:足の背屈、内反支配神経:深腓骨神経
腸肋筋。。。脊柱起立筋、起始、停止:背部全体に分布作用:両側の収縮で脊柱の伸展、一側の収縮で側屈
肩甲骨。。。(各部名称)烏口突起、肩峰、関節上結節、関節下結節、肩甲棘、肩甲下窩。
最後までありがとうございました。
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