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【気とは?】 東洋医学 その概念 元気の源 病理 気虚 気滞

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気の概念は、古代中国人が自然現象に対してもった素朴な認識です。古代中国人は、あらゆる自然現象を気の変化として捉えました。季節の移り変わり、生物の誕生と死など、この世のあらゆる事象はすべて気の運動変化によって生じ、万物は気によって構成されているととらえました。

これが東洋の気の思想です。

気の思想は今日の生活の中に生きています。天気、気候、気象、空気、元気、気分、気持ち、気合い。気力、電気、磁気、病気、など日常生活の中でも気の付く言葉は非常に多いです。

これらの用語の多くは自然現象(天気、気候、気象など)

精神現象(元気、気分、気持ち、気合い、気力など)、

さらには見えないエネルギー(空気、電気、磁気など)を表しています。

動いてやまないもの、流動するもの、絶えず変化するものの実体として気という用語を共通に使っています。

気の生成

万物は気のによって構成されているという認識は、人体においても同様です。人体の生命活動は気によってなされていると東洋医学では考えます。気の盛衰とその変化によって健康から病気までの変化をとらえます。

人体に流れる気を東洋医学では元気と言いいます。

まさに現代でもよく使われる言葉ですね。

元気は消化吸収により飲食物から取り入れたエネルギー

水穀の気

肺からの呼吸により大気から取り入れた

清気

(空気中の酸素にあたる)

さらに

先天の気である

腎気

が結合してできたものです。

水穀の気+清気=後天の気と言います。

生まれながらの母親から頂いた気を先天の気

腎気と呼びます。

先天の気と後天の気が結合して元気となるわけです。

臓腑の気

となり臓腑が正常に機能するようにし、人体を温め体温を維持し、また経絡をめぐり

経絡の気

となり経絡が正常に機能するようにします。

気の機能

気は人の根本なり。

古医書に記されています。

気は人体の生理機能のすべてを司っています。

つまり気は人体の成長と発育を促し、

物質代謝、体液調整、体温維持、各種病原微生物

から人体を防御します。

気は正に身体の根本です。

重要

推動(すいどう)作用→活動、運動、成長

温煦(おんく)作用→体温維持、調整

防御(ぼうぎょ)作用→免疫系

固摂(こせつ)作用→血液に関する。血液凝固。

気化(さよう)作用→代謝に関する。

気の病理

気の主な病理変化には、気の流れが不足する「気虚」

気が滞る「気滞」がある。

気虚

気虚は元気の不足によって引き起こされた一連の病気変化です。

人体の機能が低下した状態です。

気虚によって引き起こされる症状はそれを起こしている臓腑や経絡によって異なります。

経絡とは、、、ツボを駅とするならば線路〜路線です。

気虚にみられる症状の特徴

呼吸が浅く短い。

声に力がない。

ものを言うのもおっくう。

すぐに疲れる。

横になりたがる。

食欲不振。

などです。

気滞にみられる症状の特徴

気滞は気の流れの滞ることによって引き起こされる一連の病理変化です。

気は正常に流れていれば体内をくまなく流れ滞ることはありません。

なんらかの原因(精神的ストレスなど)によって気の流れが停滞すると機能亢進し、比較的激しい症状が起きます。

脹った感じ(脹満感)ちょうまんかん。

脹った痛み(脹痛)ちょうつう。

精神的な不安定状態(イライラ、易怒性、抑うつ)

などです。

独り言

気滞症状の患者様が多く見受けられます。気の流れが悪いと言っても目に見えない「気」がなんだかよく判らないと思います。気は目に見えませんから理解しにくい東洋医学の考えです。

解説いたしましたが、気滞は激しい固定性の痛みが特徴です。

ゴリゴリになった背腰部が脹痛を発症して生活に支障をきたす場合がございます。

さらに気虚も加わったら大変です。やる気が起きず〜腰痛ではますます気が滅入ります。

睡眠不足、頑張り過ぎ、やりたくない事を日々している、などご自身の生活習慣を見直すきっかけに気虚、気滞はサインを出します。

内臓にまで及ぶ 気滞、気虚 は万病の元です。ストレスを発散し休養と睡眠をしっかりと取りましょう。

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