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今、改めて見直すべき親子関係

切っては切れないのが親子関係だが最近よく聞くワードに「毒親」なる言葉があるがそれは一体どんな感情での言葉であろう。。。

昭和十年代生まれの私しの両親は現在八十代半ばであり父親はアルコール性と思われる認知症であるが

「好好爺」

でありニコヤカではあるが酒は絶対に止めないと豪語しており酒量は年々減って居るが死ぬまで酒を飲み続けるを遂行し内臓疾患もなく薬を内服する事もなく長寿を全うするつもりでいる。。。

が、

認知症の症状の一つであるが散歩に出かけ道に迷いこれを徘徊と呼ぶべきか?

随分と他方に迷惑をかけているが本人に罪悪感はゼロでお巡りさんと帰宅するもニコニコと私に手を振り

「おお、どうした??」

と私に平然と問うならばこそ

「毒親」

と思う諸兄も居られるかと思いますが、

介護現場で二年程勤務経験のある私しは

「認知症」

の理解があり

「毒親」とも思わない。

さらに按摩指圧マッサージの勉強の過程で認知症を

病理学などで学んだ経験も理解が深まって居る私しなのかもしれない。。。

私しは勝手に思う。死への恐怖心が強い人ほど認知症になるのでは無いかと。。。

神の計らいだと考える。。。

「死んだら終わり」と思って居る世代特有の病気かもしれない。

さらにアルコール摂取と化学調味料、アルマイトのお弁当箱、アルミニウムにテフロンと来ればこれは他人事と言えないが、

重金属や化学物質の脳へ影響は計り知れず、テレビの洗脳も痛々しい「認知症」世代である。

そもそも生まれて来た時の苦痛は無く、死ぬ時も痛みや恐怖は無いようにデザインされている人間だがそんな事をいくら説いても聞く耳を持たないのが父親の世代かもしれない。

高度経済成長とバブル景気の立役者は大いに働き、

酒を飲み、人生を突っ走って来たのだ。。。

「ありがとう」

と言いたい。

続いてコレこそ「毒親」の表現がふさわしのかも知れない母親はと言うと認知症状こそないが生活習慣病の代表格の

「二型糖尿病」「高血圧による脳卒中」「乳癌」

と病気のデパートで生活習慣病をコンプリートしている。

私しは母親の普段の言動が嫌いで絶対に施術を母親にする気はありませんでした。

が、しかし。。。余りにも可哀想であった母親に施術する覚悟を決めたのです。。。

ある夜私しは夢を観た。。。

母親がお風呂のような所で水面下に沈んで行くを助け上げる夢であった。。。

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「うーむ」「自分しかいない」のかもしれない・・・

母親を助ける事が出来るのは・・・彼女のハートを開くのは困難だ。。。

一言えば三を返す人間である。

「聞く耳を持たない人間」

を治療するのは大変だ。。。

しかし予感は当たった。。。

遂に彼女に更なる悲劇が襲ったのだ。。。

帯状疱疹が左頭部に出たのである・・・「うーっむ」「予知夢かっ・・・」自分しかいない。んだな、、、

町医者は「ゲンタシン軟膏」での対処のみであった・・・

しかし帯状疱疹が左頭部に出現し瞼が塞がれ全盲状態となった母親は流石に恐怖を覚え

「聞く耳」

を持ったのである。正に「弱目に祟り目」である。

私しは静かに言った。

「もう観念しなさい」と・・・

そして実母に対して非常に長時間の問診を繰り返した。。。

三日間の問診でようやく観念したようである。

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そうだよね、分かるよ

「そうだよね、分かるよ」

この言葉は問診に効果的である。日常生活の円滑な人間関係構築にも有用な言葉である。

「そうだよね、分かるよ」

で母親の心をこじ開けていく。。。

そして激しい劣等感と感謝を忘れた言動を追求した。何に感謝か。。。自身の身体への感謝である。

無料で頂いた身体への感謝を忘れた自分を鑑みる。

尚も機を伺い反撃を試みる母親は正に「毒親」そのものであったが「そうだよね、分かるよ」の前に反撃の心は萎えていったのだ。。。母は強し。

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ヒポクラテスの誓い

ヒポクラテスの誓いは医療従事者はみんな知って居る誓いで重要です。

患者を選ばない、差別しない、秘密を守る。

そんな所で、介護福祉士現場でもやはり、看護師もしかり、鍼灸師もしかり柔道整復師の先生もすべてにおいてこのヒポクラテスの誓いを認知している。

街に蔓延るモグリ整体師はどうだか知らぬ。が、

人体に触れる仕事、医療、介護のお仕事をなさっている方なら普通に知って居る誓いである。

私しは知ってはいるが母親を施術する気は有りませんでした。。。が、

とある指圧師の女性が母親の施術をしなかった事を大いに後悔しているとの話しを聞いたが「まぁそんなもんか」と思ってはいたが、今回自身の母親の窮状に私しは初心に帰り「ヒポクラテスの誓い」を思い返し母親の施術を決心した訳で御座います。

そんな自分を許す

親子関係で悩み、それに蓋をして日常生活を送って居る方も居られるかもしれません。

父:娘、母:息子、はたまた父:息子、母:娘

パターンはあれど私しは今回、母親に施術をした事で

もうどうでも良くなった。

お互いに未熟なのだ。完璧な訳が無いのだ。。。

そんな自分を許す。。。コレだ。ね。

後記

母親の帯状疱疹は快方に向かった。帯状疱疹の好発部位は肋間神経(脇腹)や内腿なのですが母親は左頭部。。。これはロクでも無い事をグルグルと考えているからと確信した私しは町医者に睡眠導入剤を処方してもらった。。。オーバーシンキングが理由だ。。。これは功を奏した。

脳卒中の後遺症である足部の浮腫はあっと言う間に軽減した。ゴットフィンガー!!というよりも「病は気」からをモロに感じた瞬間であった。当治療院でのアトピー性皮膚炎も問診が命です。アトピー性皮膚炎は皮膚病ではなく精神病です。