院長の「快適裸足生活」⑤ その注意点

快適快適といっても注意すべき点には続きがあります。
匂いの問題があります。
長野県北部は雪国です。
雪が降ったらどうするの?という話の続きです。
雪道をまさか裸足でサンダルでは辛すぎではないか?
という声が聞こえますが、長靴を履きます。
北信地方で雪道は基本的に長靴です。
それはTPOに合わせ立派なブーツを履く場合もあるでしょうが。
日常生活において雪道は長靴が最強です。
ワークマン?の安くて、防寒、滑りにくいの三拍子そろった長靴が威力を発揮します。
さてその長靴を履く際に裸足ではどうなるか?
と言いますと、
確実に蒸れ、汗がこもり、冷えます。
そして
悪臭も併発致します。
長靴裸足で帰宅し風呂などで足を流せば何の問題はありませんが、外出先でお宅にお邪魔する時は要注意です。
自分で臭けりゃ他人はもっと臭いでしょう。
この場合わたしは室内履きを用意します。
玄関先でそれをはけば悪臭は防げると思います。
まあ基本的にマイホームでの裸足生活の快適さをめざすのが私が提唱する裸足生活です。
靴下の悪臭は男性、女性問わず体験していると思います。
それが長靴内で増長するのです。
他人の家にお邪魔するのが分かっているならば室内履きの用意、もしくは靴下を履いて出かければいい話です。

足底の汗腺はいわゆるデトックスを兼ねていますので老廃物が悪臭を伴うは当然といえば当然です。そう靴下の中身は汗と悪臭にまみれているのです。
普段気にする事が無い(直接臭いを嗅がない限り分かりません)ですが確実にどんな人も靴下の中身は一日中靴を履いていれば匂います。

さてニオイの話になりましたので解剖学的に嗅覚についてまとめてみたいと思います。

嗅覚器
嗅覚は嗅部粘膜の嗅上皮によって受容されます。
嗅部粘膜とは、上鼻甲介から鼻中隔上部にかけての鼻腔上部のことです。
嗅上皮は嗅細胞と支持細胞と基底細胞からできています。
嗅細胞は神経細胞表面に小毛(嗅小毛)を出し、下端からは神経突起をだしています。
この神経突起の集まりが嗅神経です。
嗅神経は篩骨の篩板を通して脳の嗅球にはいります。
嗅球から側頭葉の皮質、さらに視床を介して大脳皮質の前頭葉にある嗅覚領に達します。
嗅小毛は粘膜の表面に並んでいます。


日常生活と解剖学、東洋医学が学べます。