【壺中壷(c）】料理考 日本料理 あるもので饗す 一期一会
私しが献立にゼッタイに加えたい食材に小布施丸茄子があった。。。
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この丸茄子はここら辺では夏に
こね鉢で
うどん粉を捏ねて
先の丸茄子を輪切りにしたものに
青紫蘇など練り込んだ信州味噌を挟み
捏ねたうどん粉で包み蒸すのが
小布施町の古い家庭のおやきであった。。。
蒸したては熱くパクリと喰らい付いたならば
先の味噌が
どばっっぁ
と
溢れ出し
「あつっえあつっぇえ」
と
声を出し
蝉の声を聴くのでした。。。
そんな夏の思い出を
東京の大手町あたりの空を見上げて
懐かしんでおりました。
が
感傷に浸っている場合では御座いません。。。
知りうる知識をフル回転させ
『茄子の黒い部分をよく切れる薄刃包丁で削ぎ落とし
明礬水に泳がし
水気を拭き取り
綺麗な菜種油で揚げる
それを
八正醤油という白醤油に近い醤油で調理する。。。
仕上がりはとても美しく翡翠色の一品が出来上がる。。。
冷たくお出ししても美味しく頂ける。。。
私しは
巻き（車海老の天麩羅サイズのもの）
を叩き
酒煎りして目ザルに広げ冷ます。。。
それを銀アンに投入して小布施丸茄子に掛けて食す訳です。。。』
〇〇ccとか〇〇gとかのレシピは無く日本料理のレシピには
常の通り
という表記が多く基本の大切さが重要であります。。。素材の味をどう活かすか鍵となり
お出しするタイミングがこれまたキーポイントとなるのが日本料理かと思います。。。
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美味しいものを喰べるには五人以上では無理かと思います。。。
宴会料理になってしまうからです。。。
これはかの
北大路魯山人
の言葉にあったかなと思います。
正論かと思います。。。
とは言え飲食店におきましては致し方ありません。。。今回私しは
来る日も来る日も
同じ作業に明け暮れる事にストレスを感じ
その気持ちを放置しておりましたが
遂に
飲食外食産業からの引退を決め
現在の按摩指圧マッサージ師
となり料理を自らの自炊とケータリングなどして料理を楽しんでいます。。。
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茶懐石
茶懐石なんていうと
何にか特別な材料を吟味し
珍味を馳走しお出しするものと
考えがちでございますが
私しなどはある材料をいかに心を込めて料理して
お出しするかを重要としております。
が
近くに鮮魚店がございますのとても重宝いたしております。
須坂市は老舗の宝庫でございます。。。
坂詰商店有限会社坂詰商店
○住所：須坂市大字須坂664
○電話：026-245-0370
創業は130年程前の鮮魚専門店。
特徴は、とにかく”鮮魚”。毎朝市場から仕入れ、飲食店の皆様への配達、お店での販売を行っています。（食品、酒類、お弁当なども取り扱いあり)
お店でお魚を扱いたい須坂・小布施(須高地域)の皆様、ぜひ坂詰商店にご相談ください。※配達は電話でのご相談次第となります。
鮮魚の坂詰商店
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後はどう
和ますかです。。。
一期一会の宴は和気あいあいと冗談をいいながら笑って喰べる食事は
お酒も程々に甘いものでも食べて
薄茶を頂くだけで御座います。。。
帛紗さばきなどどうでもよろしい。そんなものかなと思います。
